滋賀県など 名神名阪連絡道路計画で2回目の意見聴取実施

大阪

名神名阪連絡道路の早期具体化が期待される

 滋賀県は、名神名阪連絡道路の計画の具体化に向けた調査を三重県と共に進めている。住民や道路利用者などの意見を取り入れ、計画に反映するため、2回目となるパブリックインボルブメント(PI)を行う。アンケートは10月1日~11月9日に滋賀県のホームページ上で行う他、住民説明会(事前申し込み不要)を滋賀県甲賀市や東近江市、日野町、三重県伊賀市で開く予定だ。  名神名阪連絡道路は、名神高速道路八日市インターチェンジ(IC)付近から名阪国道上柘植IC付近に至る延長約30㌔の計画中の道路。国道1号や新名神高速道路などの主要な道路と交差し、滋賀県東近江市、日野町、甲賀市、三重県伊賀市の3市1町を通過する。  同計画の具体化に向けては、名神名阪連絡道路有恣意記者委員会(委員長・小川圭一立命館大学教授)を2022年度に設置。22年11月に開かれた第1回委員会では、概略ルートの検討を進めるため、地域特性や道路交通課題、地域の将来像、政策目標の他に第1回のPIなどについて検討した。24年11月に開かれた第2回委員会では、実施した第1回PIの結果報告の他、早期の効果発現のために先行区間を設定することなどを話し合った。本年度6月に開かれた第3回委員会では、第2回のPIの方法などを検討した。  次回以降の委員会では、地域・道路交通状況と課題、将来計画の整理を行う他、先行区間(案)の提案、先行区間の設定を議題とする予定だ。  また、道路利用者の意見を聞くため、パネル展示や事業説明などを行うオープンハウスを、10月9日午前8時から草津パーキングエリア(PA)上りと同日午後1時から多賀サービスエリア(SA)下りで、同月15日午前8時から土山SAと午後1時から道の駅あいの土山で、同月20日午前8時から道の駅いがと同日午後1時から道の駅針テラスで行う。