360度画像データを提供 25年度は30件で試行 日本下水道事業団

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 日本下水道事業団は、建設工事の入札公告時に、現地の360度画像データの公開を開始した。入札参加者に、現地の状況を把握できるデータを提供し、見積もり・積算や施工計画の作成に活用してもらう。入札に参加しやすい環境を整備し、入札不調・不落の抑制につなげる。2025年度は、約30件の工事で試行する。  360度画像データは、24年度に発注した実施設計業務で、現地調査時に360度カメラで撮影したデータとなる。対象工事は、公告資料に「360度画像データ公開試行対象工事」と明記し、閲覧方法などを記載する。