アットホーム 8月の一戸建て価格動向

東京
 首都圏(東京都、神奈川・埼玉・千葉県)の2025年8月の新築一戸建て住宅平均成約価格は4826万円で前月比0.4%上昇し、2カ月ぶりにプラスした。前年同月比は5.9%上昇し、12カ月連続のプラス。5カ月連続で8エリア全てが前年同月を上回った。都内市町村と横浜・川崎市、埼玉県のさいたま市以外、千葉県の西部の4エリアは、17年1月以降の最高額を更新した。不動産情報ネットワークに登録された取引事例を、アットホーム(大田区)がまとめた。  地域別に見ると、東京23区の平均価格は7604万円で前月比1.3%上昇。前年同月比は8.8%上昇し、15カ月連続のプラスとなった。平均価格を下回る6000万円台以下の物件の割合が、前年同月より9.4ポイント減少し、8000万円台以上の物件の割合が同8.6ポイント増加したことが影響した。  都内市町村の平均価格は4982万円で、前月比0.3%上昇。7カ月連続でプラスしており、過去最高額を6カ月連続で更新した。前年同月比は4.1%上昇し、13カ月連続で前年同月を上回った。  横浜・川崎市は5450万円(前月比0.6%上昇)、神奈川県の横浜・川崎市以外は4347万円(同0.2%低下)、さいたま市は4495万円(同0.6%低下)、埼玉県のさいたま市以外は3790万円(同0.7%上昇)、千葉県西部は4507万円(同0.6%上昇)、千葉県の西部以外は3436万円(同0.3%低下)となった。