高知丸高が市の補助金活用で浄水装置導入

四国
 高知丸高(高知市、高野広茂会長)は、高知市の高知市民間事業者防災資機材等整備費補助金を活用して、水分子レベルまで有害物質を除去できる「EMG しんじょう君」を導入した=写真。補助金は、避難所運営用資機材など購入する際、高知市と「地域との連携体制強化に係る協定」を締結することを条件に、最大100万円を補助するもので、高知丸高は第1号となる。  しんじょう君はアクアデザインシステム(高知市)が開発した消防ポンプ直結型逆浸透膜浄水装置。自主防災用(浄水能力760㍑/時間)と仮設住宅用(同120㍑/時間)がある。ホルムアルデヒドやダイオキシン、アスベストなどの有害物質を99%除去できるので、池の水や雨水、河川などあらゆる水源から飲料水を確保できるという。  高野会長は「水は命を守る重要なライフライン。われわれが開発した移動式仮設住宅に設置することで、有事の際でも雨水などを飲料水として使えることは非常に大きいことだ。全国の大型自然災害時の応援にも浄水器を持ち込み、被災地で活用したい」と話した。