鈴与カーゴ 葵区に中継輸送拠点
静岡
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【静岡・葵】鈴与カーゴネット(静岡市清水区清開3ノ4ノ21)は、静岡市葵区の市有地を静岡市から借り受け、物流の中継輸送拠点を整備する。車両用の区画を造成し、関東・関西圏に倉庫を持つ事業者などを対象に利用料を徴集する予定。造成設計は鈴与リニューアル(静岡市清水区)が担当。10月から設計を開始しており、今後、複数の業者から見積もりを取り、造成施工者を決める。造成の着工は11月を目指す。
所在地は葵区飯間コタゴ沢1190ノ1他。新東名高速道路静岡サービスエリアスマートインターチェンジに隣接する。土地の貸付期間は10年間、面積は1万5781平方㍍。うち平地の約1万平方㍍を中継輸送拠点として整備する。
静岡市は土地を借り受ける事業者を公募型プロポーザルで募り、優先交渉権者を鈴与カーゴネットに決めた。プロポーザルには1者のみが参加した。
鈴与カーゴネットの提案によると、平地の半分をアスファルト舗装し、自社車庫の駐車場を18区画、中継輸送車両の区画を10台分整備する他、コンテナハウスを設置する。2026年2~3月に区画を貸し始める。28年に2期工事を実施し、残り半分を舗装。自社車庫の駐車区画を36まで増やす予定。
34年以降は貨物積み替え用のテント倉庫などを整備する予定で、土地の貸し付け形態の変更も見据える。