エスパシオナゴヤキャッスル 開業式典・内覧会開く

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エスパシオナゴヤキャッスル「天守の間」

 名古屋市西区で10月1日、「エスパシオナゴヤキャッスル」の開業式典が行われ、大村秀章愛知県知事、広沢一郎名古屋市長ら多数の来賓が出席し、オープンを祝った。  同施設は、旧ホテルナゴヤキャッスル跡地に建設、「BEYOND THE LUXURY」をコンセプトに、名古屋城の堀に面した立地を生かし、名古屋をモチーフにした意匠や現代工芸を随所に取り入れている。  開業に先立つ9月25日の内覧会では、運営会社社長の田渕浩之氏があいさつ。12年前から改装計画の構想が始まったことに触れ、「さまざまな問題を一つ一つ丁寧に解決し、ようやく本日を迎えることができた。唯一無二の眺望や日本最大級の宴会場、日本各地から集まった名店をぜひご利用いただきたい」と抱負を語った。  施設は、鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下2階地上11階建て延べ4万3674平方㍍。客室は100室を備え、1700平方㍍を誇る大宴会場「天守の間」(3分割可)、340平方㍍の中宴会場「彩雲の間」(2分割可)の他、パーティールーム、プレファンクションルーム各1室、ミーティングルーム5室を設ける。さらに、レストラン8店舗、スパ、プール、温浴施設、フィットネスジムを完備している。  事業主は興和(名古屋市中区)、設計は日建設計(本社・東京都千代田区)、施工は竹中工務店名古屋支店(名古屋市中区)が担当した。