北南建 26年度に府中市で道路工事

東京

西原町一丁目交差点から見た延長320㍍の現場(府中市西原町2丁目)

 東京都北多摩南部建設事務所は、都市計画道路府中3・2・2の2および国立3・3・2の街路築造工事、電線共同溝設置工事、排水管設置工事を順調なら2026年度に発注する。工事に向けた詳細設計を和合建設コンサルタント(中央区)に委託した。納期は26年6月18日。7月に行われた事業評価で全体事業費を204億円に再設定した。  工事場所は2カ所あり、一つは府中市西原町2丁目で、埼玉県道・都道17号所沢府中線(新府中街道)の西原町一丁目交差点から西側の府中市道7小通り付近までの延長320㍍。もう一カ所は国立市谷保で、国道20号(甲州街道)の国立インター入口から北側の府中市道十中通りまでの延長330㍍。現況はアスファルトで防塵処理している。  詳細設計では、平面交差点設計2カ所(西原町一丁目と国立インター入口)の他、道路の用排水設計など道路詳細修正設計を行って工事発注に備える。  府中3・2・2の2および国立3・3・2建設事業は、西原町一丁目交差点から国立インター入口交差点までを結ぶ延長1290㍍区間に道路を新設するもの。東八道路の都施工区間で未開通となっている区間で、道路を整備することで、周辺道路の渋滞緩和や延焼遮断帯形成による防災力の向上などを実現する。開通時期は未定。4月1日時点の用地買収状況は99%。事業を進めるに当たって、国土交通省の「社会資本整備総合交付金」の活用を見込む。  幅員構成は車道4車線、両側歩道で、完成形の幅員は、一般部が車道16~19㍍、歩道10㍍(両側)の総幅員36~39㍍。JR南武線を越える立体交差部が車道16㍍、歩道4㍍(両側)。側道は1車線と歩道で、東側側道の幅員が8~9㍍、西側が8㍍。総幅員は40~41㍍。