国交省 国道439号防災対策などに予算投入

四国
 国土交通省は「防災・減災対策等強化事業推進費」の2025年度第2回配分として、国または地方公共団体が実施する32件の公共事業に対し、50億円の緊急予算配分を決定した。このうち高知県内では、県が実施主体の国道439号森地区道路更新防災等対策など3事業に国費1億8600万円を投入する。  国道439号森地区道路更新防災等対策事業では、4月にがけ崩れが発生した箇所で再度災害防止として鋼管矢板工などを実施する。推進費を活用する区間は延長20㍍で、鋼管矢板工14本、防護柵工延長20㍍、舗装工100平方㍍を施す。事業費は2億6000万円で、うち国費は1億3000万円。施工場所は仁淀川町森。  国道439号川井地区道路更新防災等対策事業では、5月にがけ崩れが発生した箇所で再度災害防止として吹付法枠工などを進める。推進費を活用する区間は延長18㍍で、吹付法枠工122平方㍍、落石防止網撤去・設置270平方㍍、仮設工などを施す。事業費は2200万円で、うち国費1100万円。施工場所は大豊町川井。  土佐町が実施主体の町道ダム古味線道路更新防災等対策事業では、5月にがけ崩れが発生し、全面通行止めとなった箇所で、再度災害防止として法面工などを行う。事業費は9000万円で、うち国費は4500万円。推進費を活用する区間は延長32㍍で、土工1500立方㍍、法面工590平方㍍、擁壁工延長32㍍、舗装工180平方㍍、測量設計を進める。施工場所は土佐町古味。