中部地整 藤枝BP原トンネルなどWTO8件を予定

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 国土交通省中部地方整備局は2025年度下半期、WTO対象案件として8件の発注を計画している。このうち、三遠南信1号トンネル工事(長野県喬木村)を10月1日付で公告。また、新たな総合評価方式「SI型」を試行採用する1号藤枝BP原トンネル工事、新たに追加した名古屋港新土砂処分場汚濁防止膜・灯標設置工事などを10月中に公告する予定だ。  1号藤枝BP原トンネルは、国道1号藤枝バイパスの一部で、延長約800㍍。公告時の仕様に対して、軽微な設計図書の変更を認め、予定価格の5%以内で請負代金の増額変更を可能とするSI型の試行対象となっている。  名古屋港新土砂処分場汚濁防止膜および灯標設置工事は、同膜製作・設置800㍍、移設700㍍、浮体灯浮標製作・設置2基などを予定。この他、三遠南信2号橋PC上部工を11月に、四日市港霞ヶ浦北ふ頭地区岸壁(マイナス14㍍)上部工を12月に公告する見通しだ。  工事全体では、196件の発注を10月以降に予定。この中で一般土木は原トンネルなどWTO3件を含めて81件。対象ランクの内訳はBランクが5件、Cランクが73件となっている。  この他、維持修繕は46件、橋梁補修は9件、アスファルト舗装は8件、鋼橋上部工はWTO2件を含め7件。港湾ではWTOの2件を含めて港湾土木6件、浚渫3件などを予定している。  業務は、河川・道路・営繕で200件を予定。内訳は、測量43件、土木コンサル112件、地質調査9件、補償コンサル20件、建築コンサル16件。港湾は、総合評価で12件を計画している。