都 第二本庁舎高圧電気改修を日本電設・リーテックJV 議会案件4件開札

東京
 東京都は第4回都議会定例会への契約議案付議を予定している工事5件の一般競争入札を9月30日に開札した。このうち都庁第二本庁舎の高圧電気設備改修を日本電設・リーテックJVが55億6610万円で、農林総合研究センター青梅庁舎の改築と新河岸川の防潮堤耐震補強を新日本工業がそれぞれ15億4500万円、13億4270万円で落札した。また、赤羽消防署浮間出張所(仮称)の改築は入札者が辞退したため不調。新砂水門の門扉製作・据え付けは別途入札手続き中の堰柱築造の落札者が10月6日の開札で決まれば公表する。  都庁第二本庁舎(新宿区西新宿2ノ8ノ1)の高圧電気設備改修は受変電設備と電力貯蔵設備、電灯設備、中央監視制御設備を対象に実施する。工期は2030年2月28日まで。  入札には日本電設・リーテックJVのみが参加した。予定価格は56億3923万円、調査基準価格は52億4448万3900円(設定率93%)で、落札率は98・6%だった。  農林総合研究センター青梅庁舎(青梅市新町6ノ7ノ1)の改築では鉄骨造平屋の管理棟1716平方㍍と総合牛舎712平方㍍、現場詰め所216平方㍍を建設する。工期は27年5月31日まで。  入札には新日本工業が唯一参加。予定価格は15億5869万円、調査基準価格は14億4958万1700円(設定率93%)で、落札率は99・1%だった。  新河岸川の防潮堤耐震補強は「その51」として板橋区東坂下1~2丁目地内で行う。工事延長570・5㍍で、高圧噴射攪拌(かくはん)による地盤改良(2813平方㍍)やせん断補強鉄筋工(452平方㍍)を施す。工期は28年1月13日まで。  技術実績評価型総合評価方式を適用した入札に6社が参加。価格点と技術点がともにトップだった新日本工業を落札者に決めた。  予定価格は14億4524万6000円、基準価格は13億4133万5445円(設定率92・8%)、特別基準価格は11億8897万1128円(設定率82・2%)で、落札率は92・9%。  赤羽消防署浮間出張所は北区浮間3ノ12ノ3に移転改築するため、鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て延べ1512平方㍍の庁舎棟などを建てる。工期は27年11月30日までとしていた。  唯一参加した1社が辞退し不調になった。予定価格は14億5312万円、調査基準価格は13億5140万1600円(設定率93%)。