東急不動産など ハウスクエア横浜跡地にマンション

神奈川
 【横浜】東急不動産(東京都渋谷区道玄坂1ノ21ノ1)と東急(東京都渋谷区南平台町5ノ6)は、3月に閉館した住宅展示場「ハウスクエア横浜」の跡地で分譲マンション「(仮称)横浜市都筑区中川一丁目計画」を新築する。延べ床面積は約5万1000平方㍍で、500戸超の住戸を供給する予定だ。設計は長谷工コーポレーション(東京都港区)が担当。今後施工者を選定し、旧「住まいの情報館」などの解体が完了する2026年6月に着工、30年10月末の完成を目指す。  規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上9階建て延べ5万1092平方㍍。住戸526戸を設け、347台分の駐車場を整備する。  開発に当たっては横浜市や地元団体の中川まちづくり連絡会と意見交換を実施。検討結果を踏まえて市が5月に「ハウスクエア横浜跡地まちづくり構想」をまとめた。  同構想では、脱炭素社会への貢献や地域の交流拠点を備えた〝環境モデルとなる集合住宅〟を目指すことで合意。建物の断熱性能等級は最高水準(等級6または7)を確保。太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー設備や、周辺住民も利用できるEV充電設備などを導入する考えも盛り込んでいる。  また、地域の交流拠点として約1000平方㍍の広場や屋内空間を整備。敷地境界部では歩道や広場と一体となった緑地を設置し、歩行者ネットワークを構築するといった土地利用を図るよう定めた。  現在は旧「住まいの情報館」などの建物(延べ床面積約2万5000平方㍍)を都市テクノ(東京都港区)の施工で解体している。  建設地は横浜市都筑区中川1ノ4の敷地1万9395平方㍍。市営地下鉄ブルーラインの中川駅から約300㍍の場所にある。