松山河川国道Jと愛媛県建設業協会 今治道路の現場に伊予農高生を招待

四国
 国土交通省松山河川国道事務所と愛媛県建設業協会(浅田春雄会長)は10月1日、将来を担う土木技術者を育成するための一環として、最盛期を迎えている国道196号今治道路の工事現場に高校生を招き、工事の目的や進捗状況を説明した他、最先端の技術などを披露した。  今回、現場見学会に参加したのは、伊予農業高校環境開発科の1年生37人。最初に訪れた現場は、今治道路の建設に伴う第3高架橋(その1・その2)の上部工工事で、施工者は愛橋(松山市)とIHIインフラ建設関西支店(堺市)。橋梁上部工の最高部に立って架設の様子を見学=写真=した他、実際に使用されているプレストレスコンクリートの板の上に生徒が立ち、どれほど踏んでもたわむだけで、折れることのない強度を体感した。  参加した生徒は「今日教えていただいたことを、これからの学校生活や就職活動に生かしたい」と感謝を述べた。  生徒は引き続き、日本道路四国支店(高松市)が施工する「今治道路朝倉インターチェンジ舗装工事」の現場も訪問した。  担当者から、完全週休2日制度(土・日・祝)の作業であることや、快適トイレの導入、熱中症予防のための休憩所の設置や備品の充実など、働きやすい職場環境であることの説明があった後、「3次元マシンコントロールモータグレーダ」による路床の不陸整正作業を見学し、その精度の確認作業を専用の機器を使って体験した。