清水港管理局 日の出地区胸壁・陸閘整備 26年度から工事発注

静岡

海岸延長約300㍍区間に胸壁と陸閘7基を整備

 静岡県清水港管理局は、エスパルスドリームプラザ周辺で胸壁と陸閘7基の新設工事を2026年度から順次発注する。現在、胸壁と陸閘2基、矢板など基礎の詳細設計をいであ静岡営業所(静岡市葵区)で進めており、残りの陸閘5基の詳細設計は公告中で10月16日に開札する。各設計の納期は25年度末まで。  31年度までにエスパルスドリームプラザ周辺を中心に日の出親水公園からイベント広場までの海岸延長約300㍍区間に胸壁と陸閘7基を整備する(図参照)。  胸壁の高さは2・5㍍程度。陸閘7基のうち、いであが設計中の2基はイベント用の資材などの出入りを想定した引き戸式で、残りの5基は人の通行を想定した起伏式を採用する。観覧車乗り場や屋外ベンチ、公園に面した海岸のため、景観に配慮し、アクリル板などの活用も検討している。  整備予定地の一部がウッドデッキとなっているため詳細な整備箇所は今後検討する他、エスパルスドリームプラザの営業に支障を来さないよう工程を調整する。  陸閘のサイズは、起伏式5基がそれぞれ①幅2・9㍍×高さ2・55㍍②幅9㍍×高さ2・59㍍③幅31・3㍍×高さ2・55㍍④幅6㍍×高さ2・12㍍⑤幅10・4㍍×高さ1・82㍍。引き戸式2基は幅6㍍×高さ2・33㍍と幅7・2㍍×高さ1・88㍍。