町方町・通横町再開発事業 10階建て 28年11月完成へ

静岡

施設完成模型

 町方町・通横町第一地区市街地再開発組合(沼津市、水口隆太理事長)は10月1日、沼津市町方町200の同地区(E街区)用地内で、施設建築物新築工事の起工式を行った。施設完成は2028年11月を見込む。  新施設の規模は2~10階が105戸の住宅、1階が商業施設や共用スペース、地下1階が駐車場の鉄筋コンクリート造地下1階地上10階建て延べ1万2400平方㍍。最高高さは31㍍となる。施設デザインは既存施設の景観を踏襲したものになっている。  再開発事業の特定業務代行者はタカラレーベン・フジタ。フジタが施工を担う。事業完了の認可は29年12月を予定する。24年9月から既存建物の除却工事を進めてきた。  10年に準備組合を設立、15年に都市計画決定を受け、18年に第一地区(BCDE街区)の前倒し組合を設立、23年にE街区の事業計画認可を得た。  同地区の沼津アーケード名店街は1954年に日本初の共同建築様式によるポルティコ(公共歩廊)空間をもつ商店街として誕生。近年、建物の老朽化や来街者の減少が進むなどの課題を抱えていた。