阪急電鉄と阪急阪神不 東阪急ビル建替の施工者決定

大阪

建て替え後の東阪急ビルの外観イメージ(提供/阪急阪神不動産)

 【大阪】阪急電鉄(大阪市北区芝田1ノ16ノ1)と阪急阪神不動産(大阪市北区芝田1ノ1ノ4)は、大阪市北区で進めている(仮称)「東阪急ビル建替計画」の施工者を決定し、新築工事に着手した。  施工は鴻池組(大阪市中央区北久宝寺町3ノ6ノ1)で行い、2027年12月の竣工を目指す。  建て替え後の規模は鉄骨造地下1階地上10階建て延べ1万3878平方㍍。1階は店舗、2~10階はオフィス、屋上はテラスとなる。地下には26台分の駐車場を整備する。  同ビルで働くワーカーのウェルビーイングの向上を目指し、屋上テラスに多様な植栽に囲まれた憩いの場所を整備する他、2階のオフィスのエントランスにオールジェンダートイレや満・空室管理システムを導入。  また、ZEB Ready認証とDBJ Green Building認証で最高評価の五つ星を取得しており、環境にも配慮している。  建設地は大阪市北区角田町16他(地番)で、敷地面積は1534平方㍍。都島通に面しており、ドン・キホーテ梅田本店やHEP FIVEが近くにある。  設計はアール・アイ・エー(大阪市北区堂山町3ノ3)が担当。  阪急阪神グループは、「大阪梅田エリア」の価値向上に向けた構想「梅田ビジョン」を22年5月に策定し、同エリアに保有する資産のリノベーションを行っている。