岡山と玉野消防団 防災功労者総理大臣表彰

岡山

表彰状授与(首相官邸HPから)

 岡山市消防団(片山敬史団長)と玉野市消防団(藤原重喜団長)は9月17日、総理大臣官邸で「令和7年防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞した。3月23日に岡山市南区飽浦と玉野市境界地区で発生した林野火災に対して岡山市延べ2194人・玉野市延べ754人、総延べ2948人の団員が9日間に渡り夜を徹して消火活動や警戒活動を実施した功績が評価された。  同林野火災は、岡山市南区の貝殻山山系約486㌶を消損し、記録が残る1965年以降で岡山県内最大の林野火災となった。消防団の夜を徹した活動は、延焼拡大を最小限に留めるとともに、警戒活動にも大きな力を発揮した。  防災功労者内閣総理大臣表彰は、災害現場で顕著な防災活動の功績が認められた団体や、防災思想普及や防災体制整備に貢献した個人や団体などを表彰するもの。今回災害現場での顕著な防災活動分野の受賞は、2023年9月発生の福島県豪雨被害(台風13号)から25年3月発生の岡山県や愛媛県林野火災の期間までの災害対策活動に対して、岡山市と玉野市の各消防団を含む39団体が表彰された。