春日井市 クリーンセンター解体は27年度着手見込み

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 春日井市は、第2工場へ統合するクリーンセンター第1工場について、2027年度12月頃の解体着手を計画している。27年度当初予算に工事費を計上し、同年6月議会で承認後に本契約する見通しだ。  市のクリーンセンターでは、第1工場を第2工場に統合するため、JFEエンジニアリング名古屋支店(名古屋市中村区)が27年2月までの工期で基幹的設備改良工事を続けている。第1工場は、26年度に解体実施設計を発注。統合完了後の27年10月に運転停止し、12月から29年3月までの工期で解体工事を実施する。  第1工場の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄筋コンクリート造鉄骨造で、地下2階地上5階建ての建物で、床面積は1万1094平方㍍。1991年の建設。処理能力が一日当たり130㌧の全連続燃焼式焼却炉(ストーカ炉)2基や、ごみクレーン2基、灰クレーン1基、高さ59㍍の煙突などを有する。所在地は神屋町1ノ2。  解体基本設計は環境技術センター名古屋営業所(名古屋市名東区)が担当。詳細な解体スケジュールなどを詰める。また、敷地内の第1工場跡地利用については、今後検討を続けていくとした。