都 青戸団地建替え 1期設計・2期計画を唯設計に
東京
東京都住宅政策本部東部住宅建設事務所は「都営青戸三丁目団地(第1期)基本設計及び(第2期)基本計画」のプロポーザルで唯設計(港区)を委託先に決めた。10月1日に同社の提示した1280万円の見積金額を採用。都営青戸三丁目アパートの既存住棟のうち4棟214戸を2期に分けて計393戸程度に建て替える計画だ。100日間の委託期間で成果を得て、後続の実施設計や工事などに備える。
青戸三丁目アパートの所在地は葛飾区青戸3ノ3、8(敷地面積2万2025平方㍍)。1975~90年度に建てられた住棟に2DK~3DKの314戸を配している。
今回の業務では、第1期として5号棟の鉄筋コンクリート造5階建て50戸(敷地面積約3300平方㍍、75年度完成)を建て替えるための基本設計に着手する。新住棟は2棟91戸程度を想定。付帯施設として駐車場や自転車置き場、広場、受水槽、電気室、廃棄物・有価物保管所などの設置を検討する。併せて、約2000平方㍍の建て替え創出用地を確保する予定だ。
また、第2期として6~8号棟の3棟164戸(敷地面積約1万0500平方㍍、76年度完成)を建て替えるための基本計画をまとめる。
既存住棟の状況は▽6号棟=鉄骨鉄筋コンクリート造8階建て62戸・鉄筋コンクリート造5階建て15戸▽7号棟=鉄骨鉄筋コンクリート造11階建て55戸▽8号棟=鉄筋コンクリート造5階建て32戸―で、8号棟の1階部分には区の中青戸保育園(延べ床面積764平方㍍、園庭面積1220平方㍍)が入居。これらを解体して302戸程度の新住棟を整備する。
現地の用途地域は第1種中高層住居専用地域で建ぺい率60%、容積率200%。準防火地域と第2種高度地区にも指定されている。