練馬区 補正で美術館・図書館の解体費減額

東京
 練馬区は、第3回区議会定例会(会期=9月5日~10月10日)の補正予算案に、美術館・貫井図書館改築事業費の減額補正を盛り込んだ。また、都営大江戸線の延伸推進基金積立金や地区区民館の改修工事費などを計上した。  美術館・貫井図書館の再整備に向けて実施したサウンディング調査の結果、施工業者の積極的な受注が見込めないことなどから、当初予定していた2025年度の既存解体、26年度の工事着手を見送る。このため、解体工事費に当てていた2億4000万円と26年度までの債務負担行為3億6000万円を減額補正する。  大江戸線延伸の早期実現に向けては、延伸推進基金積立金を15億円積み増す。  大規模改修工事費として地区区民館に2738万円、障害者通所訓練室に187万円を設定。土支田農業公園の管理棟解体工事費に723万円を充てる。  総合体育館の改修では、競技場照明LED化工事費に1400万円と26年度までの債務負担行為2105万円、競技場床の補修工事費に4563万円と26年度までの債務負担行為3611万円を補正する。  路面改良費には1億1378万円と26年度までの債務負担行為4億3989万円を計上。街路灯省エネルギー化工事費には1億3798万円を盛り込む。