地整 横環南、新小雀高架橋のPC上部工を公告

神奈川
 国土交通省関東地方整備局は高速横浜環状南線(横環南)の新小雀高架橋を架設するため、10月3日に上部工事の一般競争入札(技術提案評価型S型総合評価方式)を公告する。橋長120㍍超のPC橋で、工事規模が8億1000万円以上15億円未満のWTO政府調達協定対象。参加表明段階で技術者の資料を求めない方式を試行して配置予定技術者の提出期限を落札前まで延ばす。低炭素型コンクリートを使用したプレキャスト製品を導入する試行工事。プレストレスト・コンクリートの単体から10月28日まで申請書などを受け付け、2026年1月15日に入札を締め切って1月20日に開札する。27年12月28日までに完了させる。  横環南は横浜横須賀道路の釜利谷ジャンクション(横浜市金沢区)と国道1号(横浜市戸塚区)を結ぶ延長8・9㌔の自動車専用道路。首都圏中央連絡自動車道(圏央道、総延長304・2㌔)の一部になる。  新小雀高架橋は横環南のうち栄・戸塚工区の小雀地区(横浜市戸塚区)に架設する橋長128・5㍍のPC4径間連結ポステンコンポ桁橋(支間長30・525~30・575㍍)。工場でプレキャスト桁20本を製作し、現場に運んで組み立ててクレーンで架設する。横桁や床版などは現場打ちとする。  総合評価では道路利用者の安全確保や同一ヤード内の他工事に配慮した施工計画を求める。また、プレストレスト・コンクリート構造物としての品質を確保するため、PC鋼材の緊張管理やグラウトの充填(じゅうてん)に関わるVE提案を募る。