兵庫県の生田警察署建替 来年度にも公告へ

大阪

現地建て替えする生田警察署

 兵庫県は、WTO対象となる生田警察署庁舎建て替え工事について、既設解体を含む建築工事の一般競争入札を第4四半期に公告する予定だったが、2026年度にずれ込む見通しだ。設備工事も別途発注する。  施設の老朽化と耐震性に課題がある生田警察署を現地で建て替える。建築工事では、現施設の解体と本体工事を行う。工事期間中は警察本部東隣りにある県庁南駐車場(中央区下山手通5ノ2ノ1)に仮設庁舎を建設して対応する。整備費の総額は約77億円。  現在、内藤建築事務所(大阪市中央区)で実施設計を進めるとともに、オリエントハウス(神戸市西区)の施工で仮設庁舎を建設中。26年度に仮庁舎に移転後、現庁舎を解体撤去し、27年度から本体工事を行う。  建て替え後の規模は、鉄骨造9階建て延べ8567平方㍍。工期は49カ月間で、30年度中の供用開始予定。敷地面積は2174平方㍍。建設地は中央区中山手通2ノ2ノ25。  仮設庁舎の規模はプレハブ構造3階建て延べ2722平方㍍。仮設庁舎の他、霊安室棟やバイク置き場2棟も整備する。  解体する現庁舎は、鉄骨鉄筋コンクリート造11階建て延べ6158平方㍍。