川崎市 矢向鹿島田線の整備へ建物調査

神奈川

鹿島田駅周辺の完成イメージ

 川崎市建設緑政局は、JR東日本南武線の連続立体交差事業に関連する矢向鹿島田線の整備に向けて、建物調査を建匠コンサルタント(川崎市川崎区)と瀧野測量設計(川崎市多摩区)に委託した。履行期限は、それぞれ110日間と130日間。  都市計画道路矢向鹿島田線は、矢向駅前(幸区塚越3丁目の横浜市境)から平間駅付近(幸区鹿島田1丁目)に至る道路。線路の西側に新設し、平間駅付近で都市計画道路大田神奈川線と接続する。  総延長は約2620㍍。総幅員は12~15㍍で、幅員3㍍の車道上下線の両側に幅員2・5㍍の歩道を整備。総幅員が15㍍の部分では1・5㍍の自転車通行帯も設ける。事業施行期間は42年度まで。  都市計画決定前に作られた道路が部分的にあるものの、おおむね新たに整備する。平間駅付近から大田神奈川線に接続する国道409号の区間では、現道を拡幅する方針だ。  建物調査では、幸区鹿島田2丁目地内と塚越3丁目地内で用地取得のための物件調査を行う。  用地取得や南武線の高架化工事の進捗に合わせるため、道路の整備スケジュールは具体的には決まっていない。南武線の高架化を進め、2033年度ごろの下り線の切り替え後、34年度ごろをめどに道路整備に着手する見込みだ。