JERA 知多火力5号機を廃止

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 【愛知県知多市】JERAは、9月30日付で知多火力発電所5号機を廃止した。同所では7、8号機の整備(リプレース)計画が進んでおり、12月に準備工、2026年4月に本工事に着手する予定。5号機の跡地利用は現時点で未定としており「今後の電源計画を見据えて検討する」と回答した。  5号機は1978年3月に運転開始。出力は85・4㌔㍗。発電方式はガスタービン・コンバインドサイクル(リパワー)、燃料には液化天然ガス(LNG)を使用していた。  計画中の7、8号機は、22年3月に廃止した1~4号機の跡地に整備する。出力は両機とも65・99万㌔㍗。発電方式はガスタービン・コンバインドサイクルで、燃料にはLNGを使用する。設計と施工は、東芝エネルギーシステムズ・東芝プラントシステム・大成建設JVが担当。25年12月から準備工に着手し、26年4月から本工事に着手。約4年間(48カ月間)の工期を経て、7号機は29年10月、8号機は30年1月の運転開始を目指す。