伊豆市 天城中跡地活用再募集へ 条件一部変更

静岡

跡地活用を見込む天城中

 伊豆市は、利活用に向けてサウンディング調査を実施した旧天城中学校(伊豆市月ケ瀬855)の跡地活用について、土地・建物の購入希望者を公募型プロポーザルで再募集する。7月に同プロポを実施したが応募者がいなかったため、条件を一部変更し、10月22日まで申し込みを受け付ける。  変更箇所として、市道天城中学校線を売却対象から除いた点と、応募要領に売却基準額以下での提案も可能であることを明記した。  用途指定などの制限や市が必要と認めるときは実地調査を行う必要があることなどを、売却の条件に課している。応募事業者の資格においては既存の公募型プロポとおおむね同じ内容であり、特別な条件はない。共同での応募を認めている。  今後のスケジュールとして、申し込みを10月22日まで受け付ける。提案書などの提出期間を10月6日から同月30日に設定しており、11月12日に提案審査会の開催を見込む。11月上旬から12月上旬に結果通知を行い、2026年4月1日に物件を引き渡す予定。  応募要領や様式集、物件調書は市のホームページから確認できる。問い合わせ先は総務部資産経営課 電話0558(72)1192。  同校の敷地面積は、6万2083平方㍍(運動場約1万4800平方㍍、校舎など敷地1万2400平方㍍)。校舎(鉄筋コンクリート造3階建て延べ4494平方㍍)、体育館(鉄骨造平屋1428平方㍍)、技術棟(鉄骨造平屋336平方㍍)、格技場(木造平屋479平方㍍)、倉庫など小規模施設が残存している。  民間のノウハウを生かした提案を募集し、民間事業者への売却を検討するもの。閉校した同中学校の建物や敷地の跡地について、伊豆市の活性化や地域福祉の向上につながる跡地活用のアイデアを持つ購入希望事業者に売却する。売却の基準価格は2億8289万5300円(土地1億5645万8000円、建物1億2643万7300円)に設定している。また、売却の際は現状のままでの引き渡しとなる。