鎌倉市は、第一小学校改築に伴う基本構想を策定する。策定支援業務をプロポーザルで教育環境研究所に委託した。納期は２０２６年３月31日まで。対象校に関わる建築、教育、地域の現状などの把握や前提条件の整理、検討課題の抽出、学校づくりの理念と導入機能を整理し基本構想を策定する。 　市では24年３月に学校施設整備計画を策定。この中で同校は老朽化が進み、津波浸水想定区域内に立地している災害リスクを踏まえ、最優先で対応する学校に位置付けられている。同計画の１校目の事業となることから、市全体に波及する事項の整理や２校目以降のモデルとなる検討、学校以外の機能との複合化の考え方の整理も行う。26年度以降に実施する基本計画の検討事項も整理する。 　業務では導入機能として災害時の一時避難場所の他、スポーツ施設機能、学童施設機能、新たな民間機能などの導入可能性についてコスト比較を含んだメリット・デメリットを整理する。 　整備スケジュールは、基本構想・基本計画で２年、基本設計・実施設計で２年、解体を含む工事に２～３年を事業サイクルと想定している。 　既存建物の規模は、校舎１が鉄筋コンクリート造４階建て延べ３８１２平方㍍、校舎２が同３階建て延べ２３０６平方㍍、校舎３が同３階建て延べ１３０９平方㍍、体育館が鉄骨造２階建て延べ８３８平方㍍。 　所在地は由比ガ浜２ノ９ノ55。