三重県 四日市地下駐冠水受け市町に調査依頼

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一見知事が地下駐を視察するようす

 三重県は、9月12日の記録的短時間大雨により四日市市の地下駐車場くすの木パーキングが冠水したことを受け、同様の被害を防止するため10月1日付けで「集中豪雨時の地下空間における浸水対策について」の調査を県内各市町に依頼した。  出水期に発生する可能性のある集中豪雨への注意喚起などに向け、9月22日付けで「地下空間における浸水対策の再確認」を依頼していた。しかし、25日に知事が同施設を視察し、現況を詳細に把握することと施設管理者への適切な対応を呼び掛けの必要性を感じたため、追加で依頼することとなった。  対象は▽建築基準法に基づく特定建築物のうち地階のあるもの▽500平方㍍以上の地下構造を有する駐車場▽その他浸水対策が必要と市町が判断する施設―のいずれかに該当する施設。  施設の状況を把握するため①該当する施設数②浸水防止用設備(止水板、排水ポンプ、非常用発電機など)の有無③避難確保計画などの作成状況④浸水防止計画などの作成状況―の確認を行う。その結果の提出を求める。  併せて、施設管理者に対して計画作成を働きかけてもらう。これらの事項について、市町から10月31日までの回答を依頼した。