三重県と県内市町長が予算に関し意見交換を初開催

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冒頭、市町長へあいさつする一見知事

 一見勝之三重県知事は10月2日、初めて29市町長との意見交換をオンラインで行った。知事就任以降、こうした会合を開いたことはなく、市長会から予算に関して議論の場を要望する声があり開催する運びとなった。森智広四日市市長は「貴重な機会。県内市町の未来に向かって有意義な会としたい」と話した。  一見知事は他県で議論が盛んな地域がある一方で、災害や感染症の際に意見交換が足りなかったと振り返り「市町と県は緊密な連携が必要だと考える」と伝えた。今回の議題について「予算のことが項目となるが、これからもこういう機会を持ちたい」と話し、会での忌憚のない意見を求めた。  町村会から議題として挙げられた項目は①子ども医療費助成に対する県負担の拡大②公立病院の持続可能な運営に向けた財源確保③中山間地域における農業振興の継続―について。  市長会からは①みえ子ども・子育て応援総合補助金の継続②交通ネットワークの維持・存続のための取り組み③中京圏、関西圏からのU・Iターン就職活動および移住に対する支援―について。