愛知県農林基盤局等 10月から週単位の週休2日を追加

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経費の補正係数

 愛知県農業水産局および農林基盤局は、「週休2日工事実施要領」を10月1日付で改定し、新たに「週単位の週休2日」を追加した。農林水産省が2025年度から「土地改良事業等」を対象に「週単位の週休2日」を試行しており、愛知県でもこれに準じるものとした。改定により、従来の「完全週休2日」、「月単位の週休2日」、「通期の週休2日」と合わせた4形式で、休日取得の一層の促進を図る考えだ。また、補正係数についても農水省等に準じて改定した。設計審査承認日が10月1日以降となる工事から適用する。  新たに追加した「週単位の週休2日」は、対象期間内の全ての週において、1週間に2日間以上の休工を行うこととする。ただし、施工開始日等を含む週で、1週間の日数が7日間に満たない週については、当該週の対象期間内の土日の日数以上に休工している場合、その週は週休2日を達成しているものとした。  取り組み方法は、4週8休以上(通期の週休2日)の達成を前提として発注し、受注者の休工取得状況に応じて、「完全」「週単位」「月単位」の各補正係数に変更する。  補正係数は、「休工率」の状況に応じた区分を見直し、「完全」「週単位」などの形式別で区分する方式とした。これによって、土地改良事業等は「週単位」「月単位」の2区分、森林整備保全事業は、「月単位」「通期」の2区分、建築工事は、「完全」「月単位」の2区分で、それぞれ設定した。(表参照)  工事成績評定については、「完全週休」「月単位」の達成基準は現行通りとし、「週単位」は、「対象期間の全ての週で1週間に2日間以上の休工」を達成基準とし、「月単位」と同様に、「地域への貢献度」で評価する。