川崎市 障害者GHの整備事業者の第2回募集開始

神奈川
 川崎市健康福祉局は、補助金を受けて障害者グループホームを新設する事業者の第2回募集を開始した。新築や既存建物の改修により2027年3月1日までに開設することが条件。事業計画書などを11月21日まで受け付ける。書類審査により、26年1月上旬~中旬に補助金の交付先を選定。26年2月ごろに、国庫補助(社会福祉施設整備費補助金)の事前協議に諮る方針だ。  補助対象経費はバリアフリー化に関する工事費。補助基準額の上限は新築1物件当たり1000万円、日中サービス支援型や重度障害者に対応した施設については2000万円となる。改修工事の場合は800万円。基準額の4分の3を交付する。施工者の選定に当たっては、市内中小企業を対象とした入札か見積もり合わせを行う。  24年3月に策定した「第5次かわさきノーマライゼーションプラン改定版」では、障害者の増加や高齢化・重度化に伴い、グループホームの需要が高まっていることから、行動障害を持つ人にも対応したグループホームの整備を進める方針を示す。24~26年度は年間100人程度の定員増加を見込む。  24年度まで公募回数は年1回のみだったが、積極的な整備を進めるために、25年度は計3回に増やした。第3回募集は11月中旬に開始する。