日清製粉 坂出工場解体を26年1月にも開始 跡地活用は検討進める

四国

解体に向けた準備が進められている坂出工場

【香川】日清製粉(東京都千代田区神田錦町1ノ25)は、岡山県倉敷市に新設した水島工場の稼働に伴い、9月に閉鎖した坂出工場の解体を2026年1月にも開始する。跡地の活用については検討中としている。  坂出工場の所在地は香川県坂出市入船町1ノ2ノ10。敷地面積は約2万1000平方㍍。用途地域は準工業地域で、建ぺい率60%、容積率200%。  現在、解体に向けた準備として残置物の撤去などを進めるため、工場の一部には足場が設置されている状況だ=写真。解体工事の元請けなどは明らかにしていない。  解体する既存施設は、7階建ての工場や麦粉サイロ、低層棟などがある。総延べ床面積は7463平方㍍。  日清製粉の水島工場は5月に完成した。坂出工場の他、岡山工場(岡山市北区)の機能を集約した。岡山工場については、8月にイオンモール(千葉市美浜区)と跡地を取得するための売買契約を締結している。