高松市 夜間景観ガイドライン案 11月下旬の成案目指す

四国
【高松】高松市は、「高松市中心市街地 夜間景観ガイドライン(案)」を策定し、中心市街地での照明設備の整備方針を示した。11月下旬に開かれる都市景観審議会で成案になる見込み。設備の設置は同市をはじめ、官民の施設管理者によって行われる。  ガイドラインでは、北側はサンポート高松、南側は栗林公園の北側までを六つのエリアに分けている。面積は約250㌶。適切な色温度や明るさの照明を配置して、中心市街地の活性化を図る。  高松市の担当エリアのうち、サンポートの市街地では、回遊を促す光を建物の低層階に採用する。また、公共施設などは、閉館後も内部から光が漏れ出す仕様を計画している。  高松城跡の鞘橋や門、北側の楼閣は、歴史文化を表現するライトアップを目指す。  この他、四国地整が管理する高松中央大通りでは、クスノキなどの街路樹を照らし、鉛直面の明るさにつながる連続的な光をつくる。サンポート高松の港湾部は香川県が担当。丸亀町商店街などでは民間主導で整備する。