丸亀市 下水道施設・設備の安全確保などを推進へ
四国
【丸亀】丸亀市は、下水道施設・設備の安全確保や総合排水計画の推進などの基本施策を盛り込んだ「第3次丸亀市総合計画」の骨子案をまとめた。
現行の「第2次丸亀市総合計画」の次期計画となるもので、計画期間は基本構想が2026~33年度までの8年間。基本計画は前期、後期それぞれ4年間。また、25年度から策定を開始した重要施策を同計画の実施計画として位置付け、毎年度更新する。
計画では、「丸亀は、ひとをイキイキさせるまち」を目指す将来像に設定。基本方針として、▽心豊かなこどもが育つまち▽活力みなぎるまち▽安心して暮らせるまち▽健康でイキイキ暮らせるまち▽みんなでつくるまち▽誇り愛されるまち―の6項目を設けた。
建設関連の主な取り組みでは、都市インフラ・住環境の整備として、道路整備の推進や下水道施設・設備の安全確保、公園の整備、空き家対策の推進、良質な住環境の確保に取り組む他、防災・危機管理対策体制の強化として、総合排水計画の推進や災害に強いまちづくりを進める。
こどもの教育充実では、学校教育施設の整備を明記。まちなか再生と均衡のとれた都市の発展では、大手町地区4街区の再編整備やまちなか再生への挑戦、コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりなどを推進する。
その他、スポーツを活用したまちづくりの推進やゼロカーボンシティの実現、豊かな自然環境の保全、ごみの減量化と再資源化の推進などにも取り組む。
また、計画実現に向けた方針として、中期財政フレームによる財政見通しや歳入確保、歳出抑制、ボートレース事業などによる健全財政の堅持も明記した。
市では現在、同案に対するパブリックコメントを11月4日までの期間で募集しており、結果を踏まえ案の内容を見直し、26年2月に行う2回目のパブリックコメントを経て計画を策定する予定だ。
