国交省 八丈島・青ケ島付近の台風被害 JAXA衛星で緊急観測
東京
国土交通省は台風22号が襲来した八丈島・青ケ島付近の被害状況を把握するため、10月9日午後0時11分に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の先進レーダー衛星「だいち4号」で緊急観測を実施した。得られた画像データを災害対応の検討にも役立てる。
だいち4号はマイクロ波を使って台風などの雲で隠れた地表面の状態を観測できる。国交省から協力要請を受けたJAXAは9日午後0時11分の緊急観測で得た画像データを翌10日午前0時ごろに同省へ提供する予定。また、9日午後11時2分にも緊急観測を行って、その際のデータも翌10日午後11時をめどに提供する見込みだ。
国交省はJAXAから提供された画像データも使って浸水被害や家屋の被害状況を把握するとともに、今後の災害対応を検討する 。必要に応じて関東地方整備局などの関係機関と画像データを共有する。
台風22号は9日の明け方から朝にかけて八丈島周辺に接近し、線状降水帯を伴って猛烈な雨を降らせた。八丈島の24時間降水量は観測史上初の356・5㍉を記録した他、最大瞬間風速も54・7㍍に達した。
東京都が9日午後2時時点で把握している状況によると、人的被害は確認されていないものの、八丈町と青ケ島村では多数の建物被害が発生しているという。
小池百合子知事は9日午後3時20分からの災害即応対策本部会議で▽被害状況の早期把握▽ニーズを踏まえた島しょ町村への支援▽都民への適時・適切な情報発信―に当たるよう関係部局に指示した。
