高知県市長会議 定例会を開催

四国

定例会の様子

 高知県下11市の市長らが重要課題について審議する高知県市長会議は10月7日、土佐市内で定例会を開催した=写真。各市が抱える課題などを踏まえ、国道55号の防災対策と半島防災の推進、四国8の字ネットワークの早期整備など高知県への要望を採択した。  高知市は、▽高知県地域防災対策総合補助金について、市町村が財源の心配をすることなく対策を推進できるように十分な予算を確保すること▽市町村の推進計画に登載した重点施策や「高知県南海トラフ地震対策行動計画」の目標達成に寄与する事業に対して補助率のかさ上げや優先度の高い施策への重点措置を講じること―などを求めた。  室戸市は、国道55号の防災対策と半島防災を推進するため、高知県新広域道路交通計画や四国地域新広域道路交通計画で構想路線として位置付けられている「奈半利室戸道路」の早期具体化を要望。  安芸市は、高知県東部地域や西部地域のダブルネットワーク構築のため、必要な道路整備予算を確保し四国8の字ネットワークの早期完成を図ることを求めた。 宿毛市は、宿毛湾港池島岸壁の水深10㍍の泊地について、国へ当初計画の水深13㍍として整備することを県と市が一丸となって要求することを決めた。  この他、「県下自治体の持続可能なデジタル化推進」、「高知県街頭防犯カメラ等設置支援事業費補助金の予算措置」「高知県集落活動センター推進事業費補助金の補助限度額の引き上げ」、「須崎港の港湾整備に係る要望」などの28議案が提出され、採択された。  定例会議は、年2回開催し春は国、秋は県への要望事項を審議している。