明治 香川・松山両工場を閉鎖 跡地活用は検討
四国
閉鎖する明治の香 川工場
【香川・愛媛】明治(東京都中央区京橋2ノ2ノ1)は、香川工場と松山工場を閉鎖し、四国内での商品製造から撤退する。香川工場は2028年3月、松山工場は26年12月にそれぞれ閉鎖する。跡地の活用は検討中だ。両工場の詳細な規模は明らかにしていないが、敷地面積は香川工場が5万3554平方㍍、松山工場は1万2785平方㍍。
明治の2026中期経営計画では、重要課題として収益性と資本効率の強化を挙げている。これに伴い両工場を閉鎖し、経営基盤の強化を図る。現在、製造されている自社ブランド商品について、同社の他工場へ機能を移管する。
香川工場では、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を製造。松山工場は主にスナック菓子のカールやアーモンドチョコレートといった小粒チョコレートをつくっている。ナッツやピールなどの素材を均等にチョコレートに付着させる「釜掛けチョコレートコーティング製法」を導入している。
カールは西日本唯一の製造拠点で、閉鎖後は大阪府高槻市の大阪工場に製造機能を移管する。
所在地は香川工場が香川県三豊市財田町財田上1328ノ1、松山工場が松山市中須賀3ノ5ノ11。
