都港湾局 新末広橋と新曙橋、南千石橋を耐震化
東京
東京都港湾局は橋梁の耐震化事業で、2026年度に新末広橋のP2橋脚を対象とした工事や新曙橋のP3橋脚を補強するための設計に着手する予定だ。また、27年度までに南千石橋に関する設計を完了し、同年度内の工事着手を目指す。
港湾局はこれまで緊急輸送道路の橋梁を優先して橋脚の補強に代表される耐震化事業を推進してきた。あけみ橋(江東区青海1丁目~有明3丁目)の工事が完了すれば、緊急輸送道路の橋梁は全て耐震化を終えることになる。並行して緊急輸送道路以外の橋梁でも耐震化に取り組んでおり、その中に新末広橋、新曙橋、南千石橋が含まれている。
個々に見ると、新末広橋(江東区辰巳3丁目地内)は橋長195㍍、幅員21㍍の3径間連続箱桁橋で、1986年に建設した。P1とP2の橋脚2基を補強する。先行してP1橋脚の工事を北野建設が担当しており、RC巻き立てと落橋防止システムの設置による耐震化を施す。工期は2026年2月27日まで。
P2橋脚の補強については、建設技術研究所(中央区)が補足詳細設計を担当。明治コンサルタント(千代田区)が手掛けた地質調査の成果を踏まえ、橋脚周辺を遮水する仮設の構造を精査している。26年2月27日を期限に成果を得る。26~28年度の3カ年で工事を実施する見通しだ。
新曙橋(江東区新木場1丁目地先)は橋長171㍍、幅員21・85㍍の単純合成鈑桁5連橋。1975年に建設した。P2橋脚とP3橋脚が補強対象だ。
先行してP2橋脚の工事は10月20日開札の一般競争入札で東鉄工業を施工者に決めた。16本の鋼管杭工やフーチングの補強工、橋脚のRC巻立てなどを2027年2月26日までに完了させる。パシフィックコンサルタンツ(千代田区)が設計を手掛けた。
P3橋脚は11月に公示する希望制指名競争入札で地質調査の委託先を決定し、26年2月27日の納期で成果を得る。これを踏まえて26年度に設計を委託して施工内容を具体化していく。
―南千石橋は27年度から工事―
南千石橋(江東区新木場2~3丁目地内)は橋長118・1㍍、幅員16・6~21・8㍍。主径間部が単純鋼床版箱桁橋、側径間部が単純合成H桁橋となっている。1973年に建設した。
NiX JAPAN(千代田区)に委託した予備修正設計を通じ、支承の交換や上部工の補修・補強、橋脚のRC巻き立てを検討している。履行期限は2026年1月27日。26~27年度の詳細補足設計を経て27年度の工事着手に備える。
