横浜市港湾局 事業計画策定へ対話実施 山下ふ頭再開発
神奈川
横浜市港湾局は、山下ふ頭再開発の事業計画策定に向けたサウンディング調査を実施する。法人・グループを対象に、市民意見の実現に向けた工夫や関心のあるテーマ、想定する事業内容、スキームなどについて提案を募る。申込期間は11月14日まで。11月~2026年1月にかけて計2回の対話を実施する予定。2025年度内に事業計画案をまとめる見通しとなっている。
山下ふ頭の再開発を巡っては、事業計画を策定するに当たっての「基本的な方向性」を6月に公表。旅の目的地となるような緑と水辺空間がある拠点をつくり、市域全体の活性化と経済成長に寄与する開発を目指すなどの内容を盛り込んだ。
9月からは市民検討会を開始。無作為に選んだ市民36人が参加し、12月20日までに計5回の会合を開く予定となっている。
これと並行して、民間事業者へのサウンディング調査を実施する。主なテーマは、「基本的な方向性」の内容や、これまでの市民意見募集と市民検討会の結果を具体化するための工夫・アイデア。また、対話に参加した法人が想定する事業内容・用途・施設と事業期間、契約形態に関する意見などを聞く。
山下ふ頭は中区山下町277ノ1他の敷地面積約47㌶。現在の用途地域は商業地域(容積率400%、建ぺい率80%)。第7種高度地区に指定されており、最高高さ31㍍の制限がある。臨港地区のため、住宅は建築できない。
