神奈川県 小池設備など11者を認定 がんばる企業エース
神奈川
神奈川県は、10月27日に「神奈川がんばる企業エース2025」の認定式を開き、黒岩祐治知事が小池設備(相模原市南区)など11者に認定証と楯を手渡した。黒岩知事は「いずれも付加価値の高い取り組みで中小企業のイメージアップにつながる」として、認定企業の努力に感謝を述べた。
「がんばる中小企業発信事業」では、独自の工夫を実施して成長している中小企業・小規模企業などを認定。マスメディアなどを活用し積極的に広報している。
25年度は「神奈川がんばる企業」として、年率3%以上の付加価値額、年率1%以上の経常利益の増加を実現させた32者を認定。このうち、ビジネスモデルの独創性や地域への貢献度などが特に優れている11者を「神奈川がんばる企業エース」に選んだ。
水道工事業を営む小池設備は、同業者の廃業が増えている状況を背景に、全国から毎年10人の新卒高校生を採用し、必要な資格を取得した後に独立を促す独立支援制度を開設。同じ会社で経営者候補を育成することで、独立後も助け合うことができるネットワークの構築を目指している。
オーストラリア産塗料の日本総代理店を運営するNENGO(川崎市高津区)は、ショールームで塗装を体験できるサービスを提供し、地域イベントにも活用。住宅リフォーム業を手掛けるさくら住宅(横浜市栄区)はアフターフォローの体制を強化するとともに地域住民が交流するラウンジを設けている。
この他、▽湘南造機▽旅コレクション▽末吉ネームプレート製作所▽クライムエヌシーデー▽アオイ産業▽山崎歯車製作所▽一の湯▽箱根丸山物産―の8者が認定を受けた。
