徳島県IR情報 SDGs債使途を公表

四国
 徳島県はSDGs債の使途などのIR情報を公表した。投資家層を拡大し安定した資金調達基盤を確立するため、財政状況や行財政改革の数値を表したもの。県債新規発行額の推移と実質公債費比率、将来負担比率の各推移なども示している。  本年度の市場公募債発行計画は、共同債を7月、12月、2月に各50億円、10年債を11月に100億円、10年SDGs債(サステナビリティボンド)を8月に50億円となっており、既に発行されたものがある。特にSDGs債は、グリーンプロジェクトとソーシャルプロジェクトの両面で、脱炭素社会の実現に向けて建設投資などに充当している。  24年度の徳島県SDGs債により、徳島板野警察署藍住町交番、岸壁延命化、建物外部改修、校舎内部改修、普通教室整備、ランチルーム整備、新校舎棟建設など、多くの建設関連事業が実現している。  24年度の資金の充当状況をみると、各事業の箇所数は森林環境保全整備と林道整備事業は26カ所(30カ所継続)、総合流域防災と河川改修事業は21カ所、港湾海岸保全施設整備事業は5カ所。他に治山事業は18カ所(59カ所継続)、通常砂防と総合流域防災事業は45カ所、農業水利施設保全対策40カ所、橋梁修繕3カ所、港湾補修事業で港湾施設13カ所、県立学校施設長寿命化事業は9校19棟。