日本技術士会県支部 25年度防災講演開催

岡山

真剣に公聴する参加者

 日本技術士会中国本部岡山県支部(川井広一支部長)は10月24日、「2025年度防災講演会・ライブ配信~みんなで考えよう岡山地域の大災害とその教訓」を岡山市内で開催した。  防災委員会(鎌滝孝信防災委員長)が主体となり会を企画しており、当日は支部会員ら約45人が参加。「岡山地域の大災害とその教訓」をテーマに、元岡山県備前県民局地域防災監の土井秀吉氏が「岡山県南部における安政・昭和南海地震の記録」を、ファーム・シンタックスの原孝吏代表(元倉敷市副市長)が「岡山地域の洪水災害について~岡山に生きる~」を、岡山理科大学生物地球学部の佐藤丈晴教授が「平成30年7月豪雨における土砂災害事例とその教訓」をそれぞれ講演した。  川井支部長は、「近年の大規模災害発生を受け、より防災意識が高まっている」と話し、「講演内容を参考に、今後の災害対策に役立てていこう」と思いを述べ、参加者からは、「いつ、どこで災害が発生するか分からないので、有事の参考としたい」との声が上がっていた。  後援として、建設コンサルタンツ協会中国支部、砂防学会中四国支部、岡山県被災者支援士業連絡協議会、岡山理科大学が会の開催に携わっている。