香川県 「高松合同庁舎建築工事」を公告
四国
解体する既存の高松合同 庁舎
香川県は、「高松合同庁舎建築工事」の入札後審査型一般競争入札(総合評価落札方式・技術提案型)を公告した。11月26日に開札する。予定価格は税込み22億2728万円。工期は2027年12月20日まで。元請けの格付けと等級は、建築一式工事のA等級。
高松合同庁舎は耐震性などの課題があるため、高松市郷東町に移転新築する。香川県精神保健福祉センターなど全ての機能を移転する。
新築する施設の規模は、本館が鉄筋コンクリート一部鉄骨造6階建て延べ5081平方㍍。車庫は鉄骨造平屋45平方㍍。雨水貯留槽の整備、既存工作物の撤去が含まれる。
全ての階に多機能トイレを配置し、スロープやエレベーターを設けてバリアフリー化を図る。5階にはテラス、屋上には太陽光発電設備を設置。断熱性の高い複層ガラスや省エネ型の高効率空調設備を取り入れる。玄関アプローチや天井、壁などには県産ヒノキ材を利用する。
この他、ZEB Readyの導入を目標に検討を進めている。建物の高断熱化と高効率な省エネルギー設備を備えることで50%以上の省エネ実現を目指す。
実施設計は寒川建築研究所(高松市)が担当した。
