教えて!YOUの母国と日本の違い ダニムジ・ムルヤントさん(インドネシア)

四国
 担い手不足を背景に、日本で働く外国人材が増加の一途を辿っている。建設業における技能実習生の割合は全産業の中で最も高く、2万7000人余りが就業している状況だ(2025年3月)。また特定技能外国人の割合も年々増加しており、1号、2号の合計人数は香川県で374人、徳島県で163人、愛媛県で269人、高知県で102人がそれぞれ各県に在留している(25年6月)。  ここでは、遠い母国から、自分のため、家族のために異国の地を訪れ、建設業を支える外国人材に、「教えて!YOUの母国と日本の違い」と称し、日本に来て驚いたことや、日本と母国の違いについて話を聞いた。 ダニムジ・ムルヤントさん(インドネシア)=安藤工業(香川県三豊市)勤務= ①どんな仕事をされていますか?  来日当初から重機オペレーターとして勤務している。 ②日本の建設業についての感想  インドネシアと比べて現場が整理整頓されている他、安全への配慮が行き届いている。冬の寒さが非常につらい。 ③仕事の信条や気を付けていることなど  常に20㌧クラスの重機に乗っているので、周りの物や人との接触など、人災には特に気を使って作業している。おかげで8年半無事故無災害を続けている。 ④日本に来て何年目?日本に来たきっかけは?  9年目。インドネシアでは5年間、工場や工事現場、石炭の採掘場でコマツの建機の組み立てを行っていたが、現場では重機に乗って作業したことが無かった。日本の建機をインドネシアで作っていたので、どうせなら日本の建設工事現場で技術や品質管理を身に付けながら重機に乗ってみたかった。 ⑤日本と母国での生活の違い  インドネシアではゴミはすべて一緒に捨てていたが、日本ではゴミの分別やゴミ出しの日が種類別に分けられていることが驚いた。日本は道路での交通マナーが非常に良い。インドネシアは交通マナーが悪いのでクラクションを鳴らし放題だが、日本では誰も鳴らさないから静か。 ⑥母国の好きな食べ物、日本の好きな食べ物  ミーアヤム(鶏肉の入ったラーメン)。日本ではうどんが好き。 ⑦母国へ帰りたいと思ったことは?その理由  ない。自分にとって日本での経験は勉強になっている。母国への渡航には費用が高いので、毎月の妻への仕送りに影響が出るから帰りたくない。 ⑧休日の過ごし方  食料品の買い出し。それ以外の休みの日は会社が所有している船で会社の人たちと釣りに行っている。 ⑨給与の使い方について  仕送りが大半。自分の生活に充てるのは必要最低限にとどめている。 ⑩今後の目標、将来の夢  特定技能2号を早期に取得し、日本でこれからも、もっと長く現在の業務に従事していたい。