【SBSラジオで紹介!】富士市新病院 面積縮小し26年度に事業者選定

静岡

新病院は延べ3・8万㎡を想定(写真は現在の中央病院)

 富士市は、現地での建て替えを予定している富士市立中央病院(高島町50)について、11月6日に行われた新病院建設特別委員会にて、本事業に係る総事業費として530億~570億円程度との試算を示した。2031年度中の開院を目指し、26年度中にも、設計施工一括(DB)方式の整備に向けて、事業者募集を開始する予定。発注方法について現在内部で詰めており、年度内にまとめる方針。  総事業費は、直近の同規模公立病院の落札状況や、建設工事単価を見直し、今後入札を経て事業完成に至るまでに見込まれる費用などを考慮し算出。基本構想では、新病院の延べ床面積は4万0500平方㍍(病床数450床。1床あたりの床面積を90平方㍍)で計画していたが、事業費を抑制するため1床あたりの床面積を85平方㍍に変更した(病床数は変更なし)。そのため、新病院の延べ床面積は3万8250平方㍍を想定。共有スペースの多様化、各部門の集約化や効率化に努め、建築面積の効率化を図る。  12月開催予定の特別委員会では、現在進めている基本計画について内容を詰めていく方針。  26年度から27年度にかけて、基本設計に取り組む。28年度内に実施設計をまとめ、年度内に本体工事に着手し、31年度内の新病院完成を目指す。完成後、現病院の解体や外構工事を行い、33年度に事業を完了する考え。  基本構想・基本計画は、プラスPM(大阪市中央区)とシップヘルスケアリサーチ&コンサルティング(大阪府吹田市)が進めている。