徳島県景気動向指数 とくしまCI

四国
 徳島県は10日、徳島県景気動向指数・とくしまCIの8月分を公表した。景気の動きに先行して動くとされる先行指数が、本年度に入り3月の101・3を底とし、4~8月にかけては102・1~104・5で推移し下げ止まり傾向にある(2020年を100とする)。  8月は景気に対して先行して動く傾向のある先行指数102・3が3カ月ぶりの上昇、景気にほぼ一致して動く一致指数103・4も3カ月ぶりの上昇、景気に対して遅れて動く遅行指数102・5は2カ月ぶりの上昇。  各数値は1カ月ごとに見れば変動が不規則な場合があるが、3カ月と7カ月の後方移動平均値を用いることで、景気の相対的な大きさなど量的な動きを把握する場合に用いる。  先行指数は、県の新設住宅着工床面積、新規求人数(パートを含む)など9項目の寄与度をもとに算出。一致指数は県の着工建築物床面積(非居住用)など5項目、遅行指数は四国の鉱工業在庫指数や県の雇用保険受給者実人数など6項目の寄与度をもとに算出する。  これらの数値は一部で速報値や季節調整値を用いており、確報値への変更などの影響により、数値が変更となる場合がある。加えて県内の人口が一貫して減少が続く中、着工床面積や金融機関貸出残高など、人口減の影響を受けると考えられる数値を用いている。