浜松湖西豊橋道路の素案説明会を開催

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浜松湖西豊橋道路素案説明会の様子

 浜松湖西豊橋道路等の都市計画素案に関する説明会が11月12日、豊橋市内で開かれた=写真。国、愛知県、豊橋市の職員らがルートや周辺の主要道路と接続するインターチェンジ(IC)の位置などについて住民向けの説明を行った。  浜松湖西豊橋道路は、静岡県浜松市名区と豊橋市を結ぶ延長約28㌔の自動車専用道路。このうち、愛知県内の整備区間は豊橋市雲谷町八尻から同老津町後田までの約14・1㌔。嵩上式(土工部)と高架橋、トンネルで構成する。  トンネル区間は、雲谷町から藤並町までの延長約4・7㌔とし、国道1号線や新幹線の地下を通る想定だ。幅員は上り・下りともに9・5㍍。内訳は路側外側が1・75㍍、車道部が3・5㍍×2、路側内側が0・75㍍となっている。  トンネル西側坑口付近には豊橋IC(仮称)の設置を予定。現在の東三河環状線「動植物園西入口交差点」に接続する計画だ。また、交通量増加などに伴う関連整備として、東三河環状線と国道1号線が接続する「梅田橋西交差点」での道路改良も見込んでいる。  豊橋IC以西からは、高架橋区間が続く。区間延長は今後修正が見込まれるものの、現時点で5・5㌔程度の想定。幅員20・5㍍の断面構成は、路側両側が1・75㍍、車道部が3・5㍍×4、中央分離帯が3㍍。  植田町周辺で高架橋区間から嵩上式(土工部)区間に接続。同区間では、幅員が22㍍となっており、路側両側を2・5㍍とする想定だ。また、大崎北ジャンクション(仮称)を整備し、国道23号名豊道路との立体交差を実現する。  老津町地内では、同道路と県道豊橋渥美線を結ぶ三河港IC(仮称)が整備される。「明海南交差点」の立体化の計画が示された。  説明会では、環境負荷を懸念する意見や移動時間の短縮効果についての質問などが住民から挙がった。国、県、市の職員らが応じるとともに、環境影響評価など今後のスケジュールを説明した。