とくしま建築人発足 地域の持続的発展と災害時の連携強化へ

四国
 徳島県内の建築関連業務の円滑な推進に向け、徳島県建築士会、徳島県建築士事務所協会、日本建築家協会四国支部徳島地域会、日本建築構造技術者協会四国支部徳島サテライト、徳島県設備設計事務所協会の5団体は、「とくしま建築人(けんちくびと)」を発足した。11月16日に、徳島市内で協定書の調印式を行い、各団体長らが著名・調印した=写真。  とくしま建築人は、地域貢献、災害復興支援、人材育成などで協働することで、徳島県内の持続的発展に貢献するとともに、建築分野の各会の専門性を生かし、災害時に迅速かつ的確な災害対応と復興支援に努める。  主催者を代表し、徳島県建築士会の岸田德明会長は「5団体がそれぞれの専門性を生かしながら建築を通して地域の発展に努める。また災害時の連携や人材育成などを通じて、持続可能な地域社会の形成に尽力していく」と決意を述べた。  今後、とくしま建築人連絡会議を設置し、行政や関係機関と連携することで安全な住環境の確保や災害発生後の復旧計画立案についての提案・支援を積極的に進めるとともに、5団体の協力体制を可視化させ、災害時の連携に向けた基盤構築を図る考え。