足立区 竹の塚エリアの2校を統合し改築
東京
整備スケジュール(区 のホームページより)
足立区は、竹の塚エリアにある竹の塚中学校と渕江中学校の適正規模・適正配置実施計画(案)をまとめた。同エリアは将来的な学級数の減少が予測されている。そのため、両校を統合することで安定した学級数を確保し、充実した教育環境を提供する。今後、2026年度から3年間で基本構想・計画、統合小の基本設計を策定。29年度に工事着手、33年度の開校を目指す。
統合校の整備地は両校のどちらかで検討中。渕江中の敷地を活用した場合は両校の通学範囲内(半径1800㍍以内)となるが、竹の塚中の場合は渕江中の通学範囲外となる地域が発生する。また、渕江中は竹の塚中と比べて敷地面積が約1700平方㍍広く、加えて築後60年以上経過しており速やかに施設更新を進める必要がある。
計画では、新校舎の改築期間中は改築しない学校を仮校舎として活用することで、学校運営への影響を抑え、普通教室数が足りない場合は教室の転用や増設を行う方針。改築後、仮校舎は近隣の小中学校改築時に活用する予定。
渕江中の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ1万0227平方㍍で、敷地面積1万2814平方㍍、建築年は1962年。竹の塚中は鉄筋コンクリート造4階建て延べ7383平方㍍、敷地面積1万1120平方㍍、建築年は70年。
区は、築後50年以上が経過する学校や15歳未満の人口減少が見込まれる地区として花畑地区と中川地区を挙げており、両地区の適正規模・適正配置実施計画案の作成を進めている。
