旭日双光章を受章 夏目英明(なつめ・ひであき)氏

静岡

旭日双光章を受章した静岡県電業協会会長 夏目英明氏

 長年にわたり静岡県電業協会会長として業界の発展や人材育成に取り組んできた功績が評価され、旭日双光章(専門工事業振興功労)を受章した。「受章の栄誉は私一人の力ではない。業界に携わる中で、支えてくださった多くの方々のご指導、ご協力のたまもの」と感謝の思いを口にする。  大学卒業後、22歳で都内の商社に就職し、25歳で夏目電気工業に入社。経理・営業を担当し、会社の基盤づくりに奮闘した。父の跡を継ぎ、社長に就いてからは「職人が己の技術に自信を持ち、インフラを支えていると自負できる会社」を目指した。経営面では、時間外労働の上限規制順守と週休2日を実現するため、班編成を工夫し複数現場をチームで担当する体制へと転換させた。3月には本社社屋を建て替え、一層の職場環境の改善を進めた。新社屋完成と同時に会長となり、より視野を広げた形で経営に携わる立場となった。  静岡県電業協会の会長職は、6期12年目を迎える。業界全体の技術や経営、社会的地位の底上げにまい進し、近年は若い世代へのアプローチに力を注ぐ。県内の工業高校を東・中・西の3地区に分け、出前授業を実施、電気工事業の役割や魅力、働き方改革への取り組みを伝えている。「大手企業に負けず、地場の企業も働きやすい職場づくりを進めていることをしっかりと発信していく」と、これからも県内の電気工事業界における担い手確保に向け尽力する考えだ。 【略歴】1973年、東京理科大工学部卒。商社勤務を経て、75年夏目電気工業入社。91年に社長就任。静岡県電業協会会長。静岡市清水区出身、75歳。