徳島市内鉄道高架 3者協議を継続中 新計画は最短13年850億

四国
 徳島県・徳島市・JR四国による「徳島市内鉄道高架事業」に関する3者協議の状況が県と市から公表された。協議は11月までに7回実施され、▽まちづくりの検討▽車両基地の場所▽高架事業の進め方、の三つの協議事項を精査している。建設コストと事業期間は現計画と新計画、代替計画について話し合われ、基地を盛土構造で移設する現計画の最短は約800億円で約17年、基地を高架構造とする新計画が約850億円で約13年かかると見込んでいる。  早期の効果発現には施工手順を大きな要素とし、新計画と代替計画を比較するには概略検討が必要としている。これまでの3者協議で、徳島市内の鉄道高架やまちづくりについて相互理解を深め、事業案の取り組み方針を議論していく方向性を確認済み。協議には各者の担当課代表や室長が参加した。  まちづくりの検討では、ウォーカブルな空間づくりに連携して取り組むことや徳島駅周辺まちづくりで、新ホールの建設場所変更や徳島駅周辺整備などで計画の見直しが必要であることを確認。さらに検討・調整事項として駅北側・駅南側・駅周辺の三つ動線連携の課題を確認している。  車両基地の場所は、候補地の条件を整理し、絞り込みに向けた協議・検討を行う。現計画では徳島市南部の牟岐線沿いだが、新計画では旧文化センター跡地、代替計画では徳島駅北側の現車両基地が候補。それぞれ経済性、基地周辺への影響などの観点から条件整理する。  高架事業の進め方は、都市計画決定など事務手続きの進捗状況を共有し、常にコスト縮減の観点で取り組む。この他、二軒屋駅付近のまちづくりで、徳島市が2010年に策定した「徳島駅周辺および二軒屋駅付近まちづくり計画」で、都市計画道路や駅前広場、駅出入口の再検証が必要としている。