高知労働局 10月分雇用失業情勢まとめ

四国
 厚生労働省高知労働局は、10月分の高知県内の雇用失業情勢をまとめた。全産業の受理地別有効求人倍率(季調値)は1・05倍で前月に比べ0・04ポイント下回り2カ月ぶりの減少となった。新規求人倍率(季調値)は1・72倍で前月に比べ0・16ポイント下回り4カ月ぶりの減少となった。新規求人数(原数値)は4997人で前年同月に比べ613人(10・9%減)減少し、2カ月ぶりの減少となった。新規求職者数(原数値)は2464人で前年同月に比べ61人(2・5%増)増加し、2カ月ぶりに増加となった。  建設業の新規求人(学卒を除きパートを含む)は、2025年度10月時点で前年同月比17・2%増(90人増)の612人。人材育成のため技術者や若者を雇用したい傾向が続いている。全産業の新規求人は、同比10・9%減(613人減)の4997人。そのうち建設業を含め増加した産業は「農業、漁業」同比36・8%増(39人増)の145人、「宿泊業、飲食サービス業」同比9・1%増(33人増)の397人など4業種。一方、「卸売業、小売業」同比24・1%減(215人減)の677人など8業種で減少した。  同局では、「雇用失業情勢は改善の動きにやや弱さが見られるため、引き続き、物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」としている。